好きという感情に思い悩むところはしっかりラブコメだったし、憎しみが好きに変化していく過程がよく見える2期だった。
(以下ネタバレあり)
政宗と愛姫のそもそものすれ違いをきっかけを作った原因にして戦犯は他ならぬ吉乃であり、吉乃もまたその自覚があったからこそ政宗をサポートしてきた。
そんな吉乃が政宗に恋心を抱くのはなんとも身勝手極まりない話なのだが、それでも好きになってしまうあたり恋心の難しさがよく描かれていると思う。
雅宗兼次がいくら病気の妹のためとはいえ男装してまで金目当てに愛姫に詰め寄っていたという事実もこの第2期で白日の下に晒された。これもやってきたことがえげつないので簡単に水に流せるものでもないと思うのだが、まぁ男装自体が結構なフィクションだからいいのかな。兼次なりに反省しているような描写があったのは救い。それがなければ最低に身勝手な奴としか思えなかっただろう。
全体を通して一番印象に残ったのは最終回の政宗の告白の台詞。
『この先も多分俺はコケるし間違える。
でも歩く先に君がいれば、俺は大丈夫な気がするんだよね』
これもうラブコメの告白じゃなくてプロポーズなんだよなぁ。
でもかつての憎しみが好きに変わって、改めて愛姫に対するさっぱりした告白でなかなか胸に響いた。
第1期が2017年だっただけにどれだけ注目を集められるかプロデューサー側も難しかっただろうに、それでも6年ぶりの第2期を作ってくれてよかった。
政宗くんのリベンジR(第2期)見終わった。人間関係の相関図が複雑に変化していく展開は好きだし、誤解から始まった憎しみが好きに変わっていく過程は見ごたえがあった。最後のギリギリまで結末が分からないストーリーは面白かった。 #MASA_A
— ロブ (@vector_AB) October 1, 2023
[第1期の感想]