「陰鬱」という言葉が相応しい、救いのない暗い展開に惹き込まれた。
(以下ネタバレあり)
ストーリー展開の細かい背景はあまり描かれないが、およそ救いはない。
いろいろな勢力がそれぞれ自分たちの正義を賭けて戦地に赴いている。
その戦争にしてもどちらかが勝利するわけでもなく、大切な仲間を失いながらの消耗戦なのが重苦しい。
でも話し合いで解決しない上に敵が武力に訴えてくるのだから、こちらも武力で応じないといけないことがよく分かる、わかってしまう。
現実世界のウクライナにせよ北方領土にせよ尖閣諸島にせよ、どれだけの犠牲を払っても抵抗しないと皆殺しにされて全部奪われるんだよなーと、アニメを見ているはずなのにそんなことまで考えてしまっていた。
2期も全8話。なんとなくまだ続きがあるような感じで終わったのは若干引っかかった。原作のゲームに誘導したいのだろうから文句は言わないが、てっきり翌週に第9話があるのかと思ってしまった。
可愛いキャラがキャッキャウフフするだけのスマホゲームとは一線を画す強烈な作品。シネマスコープで見せる独特な雰囲気も印象的だった。
アークナイツ2期見終わった。1期同様「陰鬱」という言葉がふさわしい作風だった。救いのない消耗戦だとしても諦めたら全滅することが分かっている分、下手な戦争モノよりよほどリアリティはあったと思う。 #アークナイツ
— ロブ (@vector_AB) February 25, 2024