キャラクターの可愛さに加えて声優陣の演技が自然で、2024年冬クールの中でもトップクラスに好き。
(以下ネタバレあり)
キャラクター原案は『五等分の花嫁』で有名な春場ねぎ。
特徴的な表情とお洒落な私服が印象的だった。
キャラデザ単体では跳が好き。パンク系ファッションと赤メッシュがかわいい。他のキャラより1歳年上なのに同列に扱われているのがクセになる。普通に同い年の設定にした方が話が作りやすそうなものだが、敢えて1つ上にしたのは謎。
性格も含めればなしこが好き。お刺身大好きで自分で魚を捌ける広島弁の女子高生なんてキャラ付けからして最高。CV:前田佳織里の声もよくフィットしていた。
前田佳織里、台詞の合間の「あぁ」とか「うーん」みたいな声の演技が天才的に上手い。画面より"こっち側"に本人がいて喋ってるレベルのナチュラルさ #ぽんのみち
— ロブ (@vector_AB) March 7, 2024
場面転換時の流れるSDキャラも可愛かった。
麻雀が題材ながら本編ではその描写は少なく、あるのも毎回冒頭のパロディシーンくらいである。
かといって日常アニメというわけでもなく、夏祭りや海回、合宿、バーベキュー、クリスマス、お正月とイベントで埋め尽くされている。
家が遠い跳がなしこの家に泊まりに来たこともあったが、その夜の出来事はばっさりカットされていた。その夜には、他愛のない会話だったとしても何かあっただろうに。
第8話、なしこが遠方に住む他校の、しかも1歳年上の跳を家に招いたというのにお泊りシーンがなくて泣いてる。その一晩に何かしらの会話ややり取りが存在したはずなのに・・。お泊りシーンなしこちゃんか #ぽんのみち
— ロブ (@vector_AB) March 7, 2024
驚いたのは最終話で、自動卓の故障を些細なきっかけとしてなんとなく疎遠になっていたなしこたちがそれぞれの日常に戻っていったことが「寂しい」こととして描かれていた。
冷静に考えるとややおかしな話である。
なしこたちが雀荘に集まるのは毎日じゃなかっただろうし、アニメでは描かれないだけでなしこがぱいや泉と放課後を過ごす「日常」が普通に「あった」はずだからだ。
その日常と非日常を逆転させてあたかも5人集まるときの方が日常であるかのようにストーリーを構成していたのだとしたらすごい工夫である。
ベストシーンは第8話のぼんぼり作り回。先にぼんぼり作りを始めていたなしこの元にぱいと泉が到着するシーン。
泉「おーっス」
なしこ「んおー、おかえりー」①
泉「ただいまー、って家でもないけどなw」
ぱい「ただいまぁー☆」②
なしこ「ほい、らっしゃい」
ぱい「私にもお帰りって言ってよー(不満)」
なしこ「お、おぅ、おかえり‥」
ぱい「はい、ただいま♡」
まず①の台詞がすごく自然でよかった。実家で家族を迎えるかのような発音だった。
そして②のテンション高めな「ただいま」がまたかなりかわいかった。
このシーンだけ何回もリピートした。
ラストで思わせぶりな新キャラが出てきたわけだし、早めに2期を作ってほしい。
ただ1年間にあるイベントをほぼ消化してしまったのでこれ以上のシナリオが作れなさそうでもあるのが悩ましいところである。
「十返舎なしこ」ってキャラ名、十返舎一九の「一九」が「無い」んだから断么九なんだろうね #ぽんのみち
— ロブ (@vector_AB) March 7, 2024
ストーリーや作画の丁寧さもさることながら、基本的に自分たちで好き勝手できる空間で麻雀したりご飯食べたりただのんびりしたりする作風自体が見ていて非常に心地良い。まごうことなき、俺たちが愛したかつての部室の雰囲気だから #ぽんのみち
— ロブ (@vector_AB) March 24, 2024
ぽんのみち見終わった。シーンの切り替わりのSDキャラも含めて、キャラデザのかわいさは一級品だった。特に跳が好き。思えば海に山にクリスマスにお正月と麻雀描写は少なかったけれど、家でも学校でもない秘密基地的な場所で友達とワイワイやってる雰囲気が見ていて非常に心地良かった。 #ぽんのみち
— ロブ (@vector_AB) April 2, 2024