初めから終わりまで「私は絶対に屈しない→屈した」の即堕ち2コマなのに、あの手この手でバリエーション豊富な展開を用意してきて面白かった。
(以下ネタバレあり)
囚われた姫様は拷問とは名ばかりのおもてなしを受けまくる。
おいしい食べ物、魔王軍との楽しい遊び、動物とのふれあい等々を受け、一瞬で屈した姫様は国王軍の秘密を次々と話すのであった。
どうせ屈するんだろうなーとオチが分かっているにも関わらず、その通りに落ちる安心感と安定感が心地良さを誘う。
まるで芸風とパターンが分かり切ってるのに人気が衰えない漫才師のようだ。
その他の本線に関わってこない小ネタの数々も面白かった。
魔王がマンションに住んでいたり、トーチャーが出張や牛丼屋に行ったり、魔王軍にも人事異動があったりと、いかにも人間界と変わらないところに笑った。
魔王軍がホワイト企業なのも面白かった。リアルの方がよっぽどブラックである。
拷問と言いながら幸せな家族愛や飯テロ、充実した日々の様子を見せられるたびに、真に拷問を受けているのは我々視聴者なのでは? と思った。
飯テロとか温かい家庭描写とかを散々見せられて、「本当に拷問されてるのは視聴者の方なのでは」と思ったが、だとしたら俺は姫様ってことに #姫様拷問の時間です
— ロブ (@vector_AB) March 13, 2024
マウスカーソルをアレンジしてるの懐かしい。俺も高校の頃マウスカーソルにキャラ入れてたわ #姫様拷問の時間です
— ロブ (@vector_AB) March 20, 2024
この作風で2期が決定したらしい。ネタ切れしそうだけど原作が続いているならネタもあるのだろう。タイミングが合えば見たい。
姫様“拷問”の時間です見終わった。よくもまぁ即堕ち2コマ展開だけで飽きさせない脚本ができるものだと感心する。さすが筆安構成。声優陣の手堅い演技力も良かった。この作風で2期やるのすごくネタ切れしそうだけどタイミングが合えば見たい #姫様拷問の時間です
— ロブ (@vector_AB) April 4, 2024