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たまには長文を

2023年個人的アニメアワード

2023年に放送されたアニメで私が見た作品は52タイトルでした。
今年も世間の評判は気にせず個人の主観100%で選定しました。
ストーリー部門、作画部門、音楽部門、そして完成度を一切無視した個人的好み部門に短評を添えつつ、最後に2023年の個人的大賞を発表します。

※放送時期が早い順に記載したものでランキングではありません。

 

 【ストーリー部門】
お兄ちゃんはおしまい!
スパイ教室
転生王女と天才令嬢の魔法革命
アイドルマスター シンデレラガールズ U149
私の百合はお仕事です!
スパイ教室2nd season
アイドルマスター ミリオンライブ!


放送順に並べているので『スパイ教室』が2回入っているが両方面白かった。特に、個性や特技がバラバラなキャラたちがなんだかんだ言いながらも協力してシナジーを生み出しているところが気に入った。それでいて先生が最強なのも好き。
アイマスシリーズも安定の面白さ。キャラクターへの深い理解に裏打ちされたしっかりしたストーリー。
人間関係が重めの硬派なストーリー展開に魅せられたのは『転天』と『わたゆり』。その差は紙一重ながら、個人的には転天のストーリーが年間トップだったと思う。

ストーリー部門賞は
転生王女と天才令嬢の魔法革命



【作画部門】
お兄ちゃんはおしまい!
転生王女と天才令嬢の魔法革命
アイドルマスター ミリオンライブ!
ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~


アイドルマスター ミリオンライブ!』は全編フルCG。特にステージパートの迫力は手描きではなかなか届かない領域に到達してしまったかもしれない。
『転天』は戦闘シーンのエフェクトや風圧に凝っていて、静かなシーンでも背景に花を多用するなどかなり描き込んでいた。ディオメディアの歴代最高傑作だと思った。
とはいえ、2023年の作画と言えば迷わずこの作品だろう。ヌルヌル作画だけでなく、例えばクレープを一口食べた直後のクレープの歯型まで細かく描き込む異常なこだわりが強烈だった。

作画部門賞は
お兄ちゃんはおしまい!



【音楽部門】
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2
お兄ちゃんはおしまい!
スパイ教室
アイドルマスター シンデレラガールズ U149
幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-
アイドルマスター ミリオンライブ!
絆のアリルセカンドシーズン
聖剣学院の魔剣使い
ひきこまり吸血姫の悶々

2022年の音楽部門は『ぼっち・ざ・ろっく!』一択だったが今回は迷う。楽曲の多さで言えばアイマスシリーズ。
しかし今回はOPもEDも両方耳に残り、ともに放映後も聞き続けているこの作品としたい。

音楽部門賞は
ひきこまり吸血姫の悶々

 

【個人的好み部門】
お兄ちゃんはおしまい!
スパイ教室
転生王女と天才令嬢の魔法革命
にじよん あにめーしょん
アイドルマスター シンデレラガールズ U149
私の百合はお仕事です!
スパイ教室2nd season
ライザのアトリエ~常闇の女王と秘密の隠れ家~
ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~
ひきこまり吸血姫の悶々


『ひきこまり』は作画の荒れが残念だったものの、キャラをダイナミックにたくさん動かしたい絵コンテの心意気はものすごく感じる作品だった。そういう意味で「評価」してしまうとベストにはならないんだけど、個人的にはすごく推したいタイトルだった。
『スパイ教室』もギャグシーンと真剣なシーンのバランスが絶妙で、ずっと見ていたい面白さだった。
ここでは個人の好みで、"濃い"百合と硬派なストーリー展開が見事に両立した『転天』とする。

個人的好み部門賞は
転生王女と天才令嬢の魔法革命



それでは2023年個人的アニメアワード。
大賞は
転生王女と天才令嬢の魔法革命

放送は2023年冬クールなので一番時間が経過しているのに、ストーリーと綺麗な作画、凝ったエフェクトの完成度の高さは今もなお鮮明に覚えている。主観で選んでも大好きだし、客観的に見ても年間トップのクオリティだった。



【番外編1:保留枠】
薬屋のひとりごと
葬送のフリーレン

まだ放送が続いているので今回は外した。だけどこの2つは両方とも非常に面白く、年を跨がなければ上記のどこかには名を連ねていたと思う。来年のこの記事で挙げる可能性は低くない。
特に薬屋のひとりごと、どちらかというと女性から支持を集めているようだが、30代男性の私が見ても2023年秋クールでトップ3には入るくらい好き。


【番外編2:個人的神回】
・お兄ちゃんはおしまい!第8話「まひろとはじめての女子会」
田中宏紀の絵コンテ回。とにかくキャラがもう動くこと動くこと。皿洗いのシーンでは、手と皿だけ動かしても十分成立するのに「意地でも動かす」といわんばかりに全身が動いていた。戦闘シーンの見せ場でもなく皿洗いのシーンで、である。

アイドルマスター ミリオンライブ!第9話「もう一つのバトン」
一人一人が抱えていた悩みと向き合って乗り越えて成長していくところに「READY!!」が流れたとき、アイマス勢じゃない自分でも非常に感動した。

 

・葬送のフリーレン第16話「長寿友達」
絵コンテも台詞回しも良くてものすごく惹き込まれた。「画面内のどこにどのくらいの大きさでキャラを置くか」でそのキャラの心情が台詞抜きで表現されていた。加えてそのキャラがどこを向いているかも意味付けがなされていて、構図の妙が冴えに冴えていた。

 

【番外編3:マイベスト楽曲】
ひきこまり吸血姫の悶々OP「Red Liberation
ひきこまり吸血姫の悶々ED「眠れない feat.楠木ともり
アイドルマスター ミリオンライブ!第6話「Star Impression
聖剣学院の魔剣使いOP「1000年愛
葬送のフリーレンOP「勇者


【その他雑記】
52タイトル見た割に本記事で出てきたのは10個くらいなので「本当に52個ちゃんと見たのか?」とツッコまれそうですが、52個見たのは本当です。ただ冒頭にも書いたように、良いと感じる作品は脚本も作画も良く、それ故に個人の好みとしても印象深く残ってしまうので、こういう選び方をしていると結局少数の作品しか上がってこない事情があります(言い訳)。自分で書いていても「こんな感じになってしまうのか」と思いますので、次回から抜本的に切り口を変えることも考えてみます。

2023年、私の最大の失敗は『【推しの子】』を最後まで見ないまま時期を逸してしまったことですね。途中までは見ていたのにいろいろ事情があってコロナで寝込んでいる間に視聴期間が終了最後まで見ないままになってしまいました。最後まで見ていればどこかの部門には出てきたかもしれません。


各作品の感想文のリンクはこちら↓

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2023年に放送開始した作品で私が見たタイトル
異世界のんびり農家
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2
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スパイ教室
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