キズナアイのアニメ化と聞いて見始めた全24話は、意外にも正統派な成長物語だった。プリパラみたいな展開も好き。
(以下ネタバレあり)
アニメ内でキズナアイは「突如姿を消した伝説のバーチャルアーティスト」ということになっており、時折ミラクの回想として現れる程度だった。
バーチャル空間でアイドルを目指す学校という世界観。自身の見た目はアバターで好きに変えられるようで、リアルでの顔出しはしない前提なのだろうか。
2クール見終わってみた率直な感想としては、なかなか良かった。
まぁシリーズ構成が赤尾でこなのでストーリーが良いのは事前の予想通り。
作中では「バーチャルアーティスト一家」とかいう強烈な家族も出てきたが、だからこそ「大切な気持ちは直接伝えたい」というメッセージが光った。
バーチャルアーティスト一家とかいう一見キツい設定を挟んでおくことによって、だからこそ「大切な気持ちは直接伝えたい」というメッセージが光る。なんだよこの手堅い良い脚本は。こんな良作になると誰が予想した? #アリルアニメ
— ロブ (@vector_AB) November 2, 2023
それと、プリパラみたいな展開が一番好き。
こういう人間関係が固定化せず柔軟に変化していくシナリオは大好きなので見ていて面白かった。
初対面だけどなんやかんやで打ち解けて心が共鳴したらいきなりステージパート始めるの、普通にプリパラシステム #アリルアニメ
— ロブ (@vector_AB) November 25, 2023
終盤でミラクたちを妨害してきたキャラがいたが、悪事もバレているのに特にお咎めなしだったのが若干気になった。ラストで主人公たちのピンチを作りたい脚本の都合なのは誰が見ても明らかではあるが、なんか整合性が取れてない感じ。
とはいえネット上でも「意外と良かったね」という感想が多かったように見受けられる。たしかにここ数年の供給過多なアニメ業界にあって爆発的に面白かったかと言われると微妙なところだが、ちゃんと2クール見てきた視聴者は満足している様子だし、私自身も同意見である。
絆のアリル見終わった。キズナアイのアニメ化とはどんなもんかと思ったら、キズナアイはほとんど出てこない代わりに意外と正統派なアイドルアニメだった。バーチャル空間上でも絆はあるというテーマ性は感じた。クリスが可愛かった。分割2クールお疲れさまでした。 #アリルアニメ
— ロブ (@vector_AB) December 29, 2023
(1期の感想)