「嘘から出た
(以下ネタバレあり)
全20話の変則構成。
モブキャラが実は最強だったという妄想は中二病あるあるだし、隠そうにも隠し切れない実力を周囲が気づいていく展開も中二心をくすぐられる。
かと思えば急に我に返ってメタなツッコミを入れる主人公の「落差」も面白く、このあたりのギャップはコメディとしての魅力にあふれている。
日笠陽子や小山力也、速水奨、大塚芳忠、麦人といった実力派声優陣の手堅い演技力も光っていた。
自分のリアルな観測範囲でも概ね高評価だったこともありここまでくるとどうにも言いづらいのだが、しかし諸々トータルで考えると自分には合わなかった。
中二病設定でいくなら最後までとことん振り切ってほしかった。
この一言に尽きる。
散々ドヤ顔で自分の世界観を広げておいて、急に冷めるのが一番痛々しい。
「アイ・アム………………アトミック♡」も面白かったけどあれは効果音も含めた演出が面白かったのであってフレーズ自体はダサすぎる。
もうちょっとカッコいいフレーズを考えてほしかったですよね。背中がむずがゆい #陰の実力者
— ロブ (@vector_AB) October 23, 2022
原作組の評価もイマイチなようで、特に見どころを削ったことに対する不満の書き込みが多数見受けられた。察するに原作はもっと面白いのだろう。
ギャグアニメとして見る分には決して悪くなかったし、厨二台詞が急に冷める「落差」は漫才のようでハマる人にはハマるタイプの作品だと思う。
あとはYouTubeで公開されているショートムービー「かげじつ!」も面白かった。
2期はまぁそのクールで放送される他の作品数次第と言ったところ。
陰の実力者になりたくて!見終わった。厨二設定でいくなら徹頭徹尾振り切ってほしかったとは思う。主人公が急に冷めてセルフツッコミする落差が面白さのポイントなのは分かるんだけど、個人的にはあまり肌に合わなかったかな。ギャグかコメディとしては面白かった #陰の実力者
— ロブ (@vector_AB) February 26, 2023