change direction

たまには長文を

くノ一ツバキの胸の内感想

キャラ総勢38人!
しかもみんな個性が立っていて見事。そのうえ一人一人のキャラデザがかなり違うのに同一画面内でしっかり共存できているのがもっとすごい。

(以下ネタバレあり)

 

シリーズ構成にして全話脚本は守護このみ。アイカツで脚本デビューした方が全話脚本するまでになって、それはそれで感動している。ストーリー展開に唐突感がなくお手本のような丁寧な脚本だった。
例えば第8話。昔話に入る前に「今から昔の話をするよ」と直接台詞を言わずに導入したし、会話を続けたいのになかなか続かないところを足とかちょっとした仕草で描いていてすばらしかった。こういう細かいところがとことん丁寧な脚本を見るとニヤニヤしてしまう。

 


それから作画も丁寧だった。特に背景の草や木や花は、よくここまでこだわったと思う。かなり大変だったことだろう。
EDのこだわりにも触れたい。歌詞は班ごとに異なっていて、作曲自体は同一人物ながら編曲に12人が参加して多彩な楽曲となっている。同じ曲をキャラごとに歌うケースはたまに見かけるが(ストライクウィッチーズとか)、このパターンは初めてかもしれない。


あとはなんと言ってもキャラクターのかわいさ。ウイキョウとキキョウ、アザミとタンポポ、ベニスモモ、モクレンが特に好き。

 

ストーリー、作画、音楽がどれも高いレベルでまとまった良作だった。