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たまには長文を

今さら大学の講義内容を勉強していて

色々あって大学時代に受けた講義とほぼ同じ内容を今さら勉強し直している。
学部2年で聞いた講義についてはちょうど10年ぶりになる。

いろんなパターンの計算問題を解いてようやく公式の意味とか単位の変換が頭に入ってきて、あの頃全然分からなかった内容がほんのわずかに理解できた・・気がする・・。

(以下愚痴と気づきとおまけ)

 

結論。
1.大学の講義って雑だったよね
2.でも大学の講義ってそういうものなんだろうな
3.やっぱり問題が解けるようになると楽しい


1.大学の講義って雑だったよね

何を以て「理解した」と言えるかは難しい問題だが、個人的にはざっくり「問題が解けるようになって初めて理解した(勉強した)と言える」と思っている。

そこへ来ると大学の講義、とりわけ専門科目では多くの講義で表面的な概要しか語られず、数式をいじるとしても公式とその導出くらいだったことを思い出す。

例えば――、
教授「はい、これでマクスウェルの方程式4つを導出しました。」
私 「(……で? だから何?)」
みたいな感じ。

そのくせ最後の試験では突然計算問題を出してくるもんだから、公式だけ暗記しても全く歯が立たずに惨憺たる結果に終わる。ギリギリ単位を取れたとしても低い評価に何とも言えないモヤモヤ感が残る。

「こちとら試験前はそれなりに講義内容を真面目に復習したつもりなのに、計算問題の解き方なんて講義でやらなかったじゃないか」と。

「公式だけ暗記してテストでまったく使えない」なんて、勉強が苦手な中学生や高校生が陥りがちな典型的ケースなのに、あろうことか大学生の自分がそうなっている状況が情けなかった。
それと同時に「理論の表面的な説明と公式の導出だけされても理解したことにならないし例題の解説もしてくれよ」と憤りを覚えたものだ。

 

2.でも大学の講義ってそういうものなんだろうな

まぁそんなのはワガママで、問題が解けるようになりたかったら(=ちゃんと理解したかったら)本を買うなり図書館に行くなりして自分で勉強しなさいということだったのだろう。
「大学受験のための勉強」と「大学での勉強」が違うとすればまさにここで、試験前にやるべきは講義のノートを振り返るのではなく問題集でも入手してひたすら解くことだったのだ。
もっとも、私がこれに気付いたのは大学を出てからであったが。

今にして思えば、教授にそこまで求めること自体ナンセンスだった。
建前上は講義も仕事の一つとはいえ教授の本業は他ならぬ研究だろうし、担当講義の例題を見繕って丁寧に解説するなんて骨の折れる仕事は正直やりたがらないはずだ。講義時間も限られているし、一方的に責められない。
(※例題をたくさん用意して丁寧に講義をやる"熱い"教授もいたけれど)

ともあれこのことには、大学生活序盤で気づきたかった。


3.やっぱり問題が解けるようになると楽しい

あれから10年経ち、30歳になったいま改めて似たような分野の勉強をしているわけだが、これが意外にも楽しい。最初はさっぱり分からず上記のことも思い出してキツかったが、問題集を解き進めていくと分からなかった内容がそれこそ10年ぶりに分かる気がする。(気がするだけ説)
この勉強も実際のところ今さらやり直す必要はほぼなくて単なる自己満足なんだけど、10年越しにあの時の内容を理解するためにもうしばらく続けようと思う。

 

 

偶然にもぴったり1年ぶりのアニメ感想以外の日記だった。