お笑い芸人を「目指す」ということで、最初から爆笑の漫才をやっては成長を描けないし、さりとて笑えない漫才を見させられるのも苦痛だしで題材特有の難しさが感じられた。ニコ動では「見る苦行」とも言われ、私も終盤まで頑張って見ている状態だった。
それでも最終回まで全部見終わってみれば、どこか心に残る心地良さがあって悪くない作品だった。
(以下ネタバレあり)
吉本とのコラボで実在するお笑い芸人を起用するの試みは、個人的な意見としては「なし」。演技力がなく下手すぎて台詞があまり入ってこない。ハイスクール漫才優勝者のJKクールの漫才もイマイチ面白いとも思えず、
観客が冷めているのもあるのだろうが自分が観客として席に座っていたとしても全く笑えずに無表情でいそうなので、ある意味かなりリアリティはあった。(無理やり好意的に解釈している)
皮肉にも漫才シーンより漫才から離れた地方観光の方が面白かった。観光回だけ切り取って別のアニメとして見せればオススメできるかもしれない。旅館業を営むなゆた姉がなゆた達を気にかけている描写とかは心温まるシーン。
駆け出し漫才コンビを見る客40人の笑いの量がリアルで地味なポイントだけど高く評価したい。これで大爆笑なら不自然で違和感あるし、完全にスベるのは見ていてつらくなるしでいいとこついている #まえせつ
— ロブ (@vector_AB) October 25, 2020
元ヤンのなゆた姉の車がbBで笑ってしまった。そこにリアリティを出すのか。10話まで見てきてシリーズで初めて笑ったかもしれない #まえせつ
— ロブ (@vector_AB) December 20, 2020
まえせつ!見終わった。声優は下手だし漫才は寒いし見るのにMPが消費される苦しいアニメだったけど最終話を見終わるときの綺麗にまとめ上げる心地良さはさすが俺の大好きな待田脚本って感じで良かった。漫才しないで地方観光してる方が面白かった #まえせつ
— ロブ (@vector_AB) January 3, 2021