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たまには長文を

PC購入時の失敗と反省

レジストリをいじる際は復元ポイントを絶対に作成しておきましょうという話。

 

この度PCを買い換えました。
これまで使っていた機体はフリーズしたり突然再起動したりと寿命を迎えていたので、壊れる前に購入を決意したわけです。

HP製のデスクトップPC(Office込みで約10万円)はコロナ禍にあっても予定通り5営業日で到着しました。何をするにもマイクロソフトのアカウント認証を求められるのに辟易しながら、そして改善に繋げると称してあらゆる情報をフィードバックされる設定のチェックを全部外しながら初期設定を進めます。別に悪いことはしませんが一挙手一投足全部監視されてどこかにフィードバックされるの嫌じゃないですか?

定められた初期設定を一通り終え「ごみ箱」アイコンのみのデスクトップ画面がお目見え。なんとなく右クリックしてみると一番上にグラボの設定画面を呼び出す項目があるじゃないですか。気にしなければそれまでなのでしょうが、よりによって一番上にあるのは少々ウザいものです。調べてみるとレジストリを消せばよい模様。もし今後グラボの設定を開きたければ本来のパスへ正攻法でたどり着けばよいわけで、迷わずレジストリの値を削除し無事邪魔なメニューが消えました。

しかしこの「成功体験」が良くなかった――

次に気になったのはユーザーアカウントのフォルダ名。現在はマイクロソフトアカウントのメルアドの先頭5文字(記号除く)が自動的に付番される仕様らしいですね。私はこれも変えてしまえとバックアップも取らずにレジストリの値を変えてしまったのです。

これが悪夢の始まりでした。

再起動すると明らかに挙動が変です。はじめましてみたいなコメントと共に示された画面は「初めて電源を入れたとき」のそれでした。そして初期状態に戻ってしまっただけならともかく、必要な設定をして何度再起動してもこの初期状態に戻ってしまうのでした。

例えるならセーブデータ領域が壊れた古いゲームソフトで何度セーブしても「さいしょからはじめる」しか出てこない。そんな感じです。

私「これは……詰んだ――?

血の気が引き、レジストリの値を元に戻して再起動してもダメです。心臓のバクバクが止まりません。たぶんプロファイルか何かのデータが壊れたのでしょう。
が、私とてレジストリをいじれる程度にはなんちゃって中級者です。(どの口が言うか)

こんな時にどうすれば良いかはわかっています。そう、「システムの復元」です。PC→プロパティ→システムの保護と進めます。死ぬほど焦っていてもこの辺は慣れたものです。WindowsXPの時代から、変な設定してやらかしたときも自分に落ち度がなく発生した不具合の時もシステムの復元に救われてきました。今回も助けてもらいましょう。

 

PC「復元ポイントが作成されていません。復元ポイントを作成するには、システムの保護を開いてください。」
私「あっ……」

 

はい詰み。おしまい。ゲームオーバー。BAD END。
復元ポイント作ってないじゃん。


10万円のPCをダンボールから出して3時間でゴミにするアラサー独身キモオタ童貞子ども部屋おじさんがいるらしいな? 私です。

 

この時の「やっちまった感」は、向こう数年は忘れられないと思います。本当に詰んだと思いました。
「8日以内ならクーリングオフで返却できるっけ?」とかも一瞬考えました。

レジストリを安易に触る危険性が身に沁みました。

 

今回のオチですが、「回復」のひとつに「このPCを初期状態に戻す」というのがありまして、藁にもすがる思いでこれを試したらうまくいきました。

まぁね!! OSごと初期状態に戻したらそりゃこれまでの悪行もなかったことになるやろ!!!(勝利宣言)(涙目)

皆さまもレジストリをいじる際は復元ポイントを絶対に作成しておきましょう。