change direction

たまには長文を

俺だけ入れる隠しダンジョン感想

いろいろキツかった。随所に挟まれるエロ展開もダルいし白ける。ストーリーも悪い意味でツッコミどころ満載で、アニメ制作陣というより原作そのものの低レベルさが目に付いた。良かったのは声優陣。こんな凡庸なシナリオでもちゃんと演じられて声優はすごい。

(以下ネタバレあり)

 

何から書いたものか……。
一番強い印象は演歌みたいなOP。本編よりこちらの方が頭に残っている。

隠しダンジョンに入るときのコール
「俺だけ入れる隠しダンジョン、こっそり鍛えて世界最強!」
これがもう痛い。痛いというよりイタい。

主人公はLPを消費して能力を改編できるわけだが、このLPもスケベ体験で上がっていくという設定。こういう安直で安易な萌え作品が長年好きなので設定自体は全く否定しないが、正直もう少し工夫がほしいところ。エロい体験で強くなる設定の作品は多いからだ。

 

 ちなみに文句を並べながらも全部見たのはこういう低クオリティの作品もツッコミを入れながら見ればなんとか楽しめるからであって、決して嫌って下げようとしているわけではない。それに、安直な展開ばかりでユルいと油断していると突如こういうシーンが出てきて面白い。


そんな中で一番呆れたのは終盤の戦闘シーン
自身のスキルを生贄にして強い攻撃力を生み出すとか言って主人公は次々と自分のスキルを消していったわけだが、あろうことか主人公のみが持つ、この作品の要でもある「LP変換」のスキルまで消してしまったのである。
ニコ動で視聴していても盛大なツッコミコメントが流れたし、このシーンを見た時は本当に呆れた。おそらくアニメ制作陣のミスだと思う(これがミスじゃないならそれはそれで原作にツッコミを入れたい)けど、物語の中で矛盾しているのは勘弁してほしい。

 


何度も書くけど、こういうユルい作品が嫌いなわけではない。命がけで戦う作品ばかり見ていても疲れるし、主人公にとって都合が良い世界観もアリだと思う。ただしそれでも本作のクオリティの低さは残念だった。