ヒール(回復とは言ってない)。
(以下ネタバレあり)
主人公の強力な力で敵を倒す構造へのアンチテーゼとして(アンチテーゼの使い方あってる?)、主人公の能力を回復とする作品は意外と少なくない。有名どころではストライクウィッチーズの宮藤芳佳が挙げられる。もっとも宮藤も結局終盤では火力オバケになって敵を薙ぎ払うわけだが。
さて、主人公がひどく虐げられた前世の記憶を引き継いで「世界を
「ヒール」の一言で相手を倒すわ自分の顔を変えるわ相手の記憶を改竄するわと、まぁ便利な呪文と化しているのが面白かった。これは皮肉じゃなくて素直に面白かった。
異世界転生モノがこれだけ溢れる近年の状況では、オリジナルの呪文を考えるのも一苦労だろう。そこに
最終回を見終わったいま全体を振り返ってみると、展開はかなり都合がいい。美少女を次々と手籠めにしつつ性欲も全開でやりたい放題である。それでも復讐劇にはキツいリアリティがあって、昨今多い緊張感のない異世界転生モノの中でも印象に残るストーリーだった。
原作の良さもあるだろうが、ベテラン・筆安一幸脚本も効いているのだろう。
題材が20点くらいなのに筆安一幸脚本で60点くらいになってる。これは奇跡よ #回復術士
— ロブ (@vector_AB) February 9, 2021
回復術士のやり直し見終わった。主人公に都合の良すぎるハーレムだけど、容赦なく徹底して復讐するところは昨今の貧弱なろう系脚本の中で頭一つ抜けてた感はある。筆安一幸(ふでやすかずゆき)脚本の妙か #回復術士
— ロブ (@vector_AB) April 8, 2021