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たまには長文を

世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する感想

前世では世界最高の暗殺者と評された主人公のルーグが、裏切りによって死亡したことを悔やんで「自分のために生きる」ことを目標としている設定が良い。転生に動じることなく前向きに生きるところに好感が持てる。

(以下ネタバレあり)

 

前世の記憶を引き継いだ主人公の精神年齢は60歳を超えているものと思われるが、いつか来る勇者暗殺に備えて淡々と鍛錬を重ねつつもディアを好きだと公言するなど人間臭いところがまた良い

乳液を開発して一儲けする展開はまぁ見慣れたもの。この手の展開でありがちなマヨネーズじゃなくてよかった

シリーズ構成にして全話脚本は高山カツヒコ。私も好きな脚本家の一人である。
『ef』(07、08年)をきっかけに注目するようになったが、2013年の時点で以下のように呟いている。

 

二ノ宮ゆいが作詞まで手掛けたスタイリッシュなOPも好き。

 


ルーグ本人が無双するだけでなく、ヒロインたちをうまく使っているところも好き。組織・チームとしてうまくいっている感じが見ていて気持ち良い。
物語はもっと続くわけだが、アニメとしては1クールをうまく使ってスッキリと終わったのも高評価。原作準拠に気を遣いすぎてまとまらないまま終わる作品も多いなかで、さすがの構成力。
返す返すも1クールの使い方がうまかった。