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たまには長文を

うちタマ?!~うちのタマ知りませんか?~感想

日本人なら昔誰もがどこかで見たことがあるであろう『タマ&フレンズ』が2020年にノイタミナ枠でまさかのアニメ化。その出来栄えは万人に愛される癒しの良作であった。

(以下ネタバレあり)

 

タマ&フレンズ自体は小学生か幼稚園児の頃から目にしていたとは思うが、当然ながらタイトルもコンテンツとしての認識も持っていなかった。
出会いは2020年冬クールに何を見るか検討している時だった。奇しくも2020年冬クールはSHOW BY ROCK!!ましゅまいれっしゅ!!にネコぱらと、猫を題材とした作品が重なっていた。
なんとなく公式HPに飛んで現れたのは大塚舞のキャラデザで描かれたネコの擬人化キャラクター。もうこの時点で視聴が確定した。

さて前置きが長くなったので本題。

毒も下ネタもない完全に平和なクスっと笑えるストーリー展開に大塚舞キャラデザが合わさり奇跡の調和を実現している。
カットによって擬人化したり動物に戻したりする切り替えが見事で違和感ゼロなのもすごい。擬人化でも動物でもかわいい。この作品大多数がオスだけど関係ない、かわいいものはかわいい。擬人化のデザインはフィクションと割り切って人間の耳も動物の耳も描かれていて、注意して探せば耳が4つあるカットも多い。でもそれで良い。フィクション故の自然さ。割り切りが大事だとよくわかる。

そして単なる子供向け作品(というか幼児向け作品?)かと思いきや、有名声優で固めたり毎回別EDを用意したりと、舌の肥えたアニメオタクも唸らせる手の込みようであった。

見るだけで幸せになれる良作だった。

そこそこたくさんのアニメを見てきて人生に疲れ気味のオタクに自信をもってオススメしたい。