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たまには長文を

子供部屋おじさんになろうかと悩んでいる話

子供部屋おじさんというなにやら怪しげな単語がバズって、そろそろ収束しそう。

どうやら年々増えている実家暮らし独身男性/女性を指すらしい。

まさに自分のこと(になりそう)なので、他人事とは思えなかった。

 

今の自分の状況は、実家暮らしを選択しようと思えばできてしまう状態。転勤時に「流石にアラサーで実家暮らしは……」と思い社畜寮を選択したものの、古すぎて住むに堪えないのは昔ブログで書いた。

一人暮らしをしようと思って物件探しをしたこともあったけれど、どう計算してもコストが高くて結局脱出できていない。

そんな中、先日も共用風呂が壊れた。半年で2回目である。
いくら安いとはいえこの酷い環境に家賃を払っていること自体バカらしいし、冬場は廊下やトイレが寒すぎて本当につらかった。

こうなってくると"実家カード"が現実味を帯びてくる。
もともと金のかかる趣味はないが、実家に帰れば貯金の増加スピートは上がるだろう。
昔どこかで見た「一年に二度親に会うと仮定した場合、親が死ぬまでに会える回数はそう多くない」というフレーズも心に残っている。
比較的近くに住んでいながら敢えて別居している必要性は特にない。

一方でタイトルに「悩んでいる」と書いたのは、実家に戻ることにデメリットもあるからである。
まず何より自由度は下がる。大して広い家でもないし、興味のないテレビの音声が聞こえるか聞こえないかくらいの微妙な音量で耳に入ってくるのは意外と気になってストレスなものだ。

ここで実家暮らしを選択した場合に、次に家を出るのはいつなんだろうという問題もある。ズルズルと何年もこの生活スタイルになりそうだからだ。


ちなみに元々問題視していない問題はこの際どうでもよい。

いい歳して実家暮らしでは婚期を逃すとも言われているが、どの道結婚する気はないし、寮にいたとしてもこの「出社して仕事して帰宅して寝る」生活ではどこに住んでいようが関係ない。

生活力が身につかない問題も寮にいては大差ない。共用の風呂トイレは誰もいない日中時間にスタッフが掃除するしゴミも共用のゴミ箱へ捨てれば処理される。キッチンがなく料理ができないのでそっちのスキルも向上しない。
というか、調理スキルについては最近母親に小学生レベルのことから習い始めた(27歳男性会社員)。これでも一応危機感はあるので。つまり実家にいた方がむしろ生活力を鍛えられる。


論点が多いのでまとまりのない文章になってしまったが、直感的には変なネーミングして煽らなくてもいいのにと思う。増えているという言うからには増えている理由とか背景があるのだろうし。

どうせ大した人生ではないし、親元に帰ってしまおうかなぁ。