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たまには長文を

劇場版生徒会役員共感想

4コマ原作を映画館で見るのもなかなか珍しい体験だ。
しかし劇場版だからと言って特別な展開にするのではなく、いつも通りな雰囲気で良かった。

 【あらすじ】
これまで通り、原作のネタをやっていく展開。(説明のしようがない。)

まぁPG12指定だった分だけTV版よりも若干過激だったのかもしれないが、特に差は感じなかった。12歳未満でこの映画を見る子供もいないだろうし。

この映画を見に行った最大の理由は、ウオミ―を演じる斎藤千和さんの声を劇場で聞くためである。この前の劇場版プリズマ☆イリヤではほとんど台詞がなかったので。

斎藤千和さんの落ち着いた感じの声は相変わらず最高だった。そんな声で静かにボケるからますますかわいい。声優補正抜きにしても魚見は作中で一番好きだけど、できればもっと映るシーンが増えてほしい。

声優と言えば本作は比較的中堅声優が多くどのキャラも生命感があって安定していた。ボケでもツッコミでも敢えて若干棒読み気味に読むとはいえ、これを「棒読み気味に読める」のは演技力がちゃんとあるからである。
激しい戦闘シーンや叫ぶシーン等がある作品ではないため声優の存在感はそれほど感じないが、声優の存在感を感じさせないことこそが演技力だということを、帰宅して記事を書いている今になって改めて思う。

ストーリー展開は、しつこいようだがまさにいつも通り。
下ネタボケとツッコミの応酬をひたすら"浴びる"ことになる。それでも場面を変えたり余すことなくキャラを動員してきたりと飽きることなく1時間があっという間に過ぎた。

「未公開エピソードを消化する!」と堂々と宣言するのも素直で個人的には好き。

思えば1期の放送は2010年。2期が2014年。その間にOVAもある。2017年の今になって劇場版をやるなんて思ってもみなかった。息の長い作品になったものだ。

今日は映画館特有の割高なドリンクを購入して視聴したが正解だった。
ギャグアニメだから気楽に見ていられるし、1時間があっという間に感じたのも本心だが、そうは言ってもギャグアニメで1時間は正直長い。適宜アイスコーヒーでも飲みながらのんびり視聴するのが合っている。