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たまには長文を

食戟のソーマ 弐の皿感想

一期同様面白かった。

(以下、ネタバレあり)

 


構成が上手い。この一言に尽きる。
1クール全体で原作のどこまで持っていくかを明確にしてあるからこそできることだ。毎回の引きが上手くて強烈に続きが気になる。原作コミックを既に読んでいてこの先の展開を知っているのに、である。
この第二期は第8話と第11話以外すべてシリーズ構成のヤスカワショウゴが脚本だったので為し得たのかもしれない。
(逆に構成ができていないと、極端な話艦これみたいに主要キャラが死んだ直後にギャグ回をやるなんてことになってしまう。まぁアレは敢えてやってたみたいだが)

個人的な見どころは工夫とアイデアで乗り越える点。創真には才能があるし努力もしているのは見ての通りだが、「こうすればうまくいくはず!」と考えたシーンが好き。それを解説する松岡禎丞の長台詞がまた良い。特に低い声が最高。

そして創真が逆境に打ち勝って成長していく展開も見ていて気持ちがいいが、それ以上に周囲のキャラクターが活躍するのが見ていて楽しい。

料理の作画も見事。わざわざ料理作画監督を置いて制作したのは大成功だったと言える。

2016年夏の作品で、単純に一番ハマったのはこのソーマかもしれない。