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たまには長文を

でこぼこ魔女の親子事情感想

223歳のアリッサと16歳のビオラ。実の親子ではないながらもお互いに相手を大切に思う家族愛があり、ギャグ調の作風の中に温かさが感じられる作品。

(以下ネタバレあり)

 

ジャンル的にはファンタジーとコメディ。ギャグはやや強めで「いや・・それ死ぬだろ・・」みたいなオチでも気にせず進んでいくのが面白い。
それもそのはず、本作はテンポが非常に速い。アイキャッチを多用してどんどん話を進めていく。まるで1話の中に4コマ漫画をどれだけ多く詰め込めるか試しているかのようだった。ちなみに原作の漫画は4コマではない。

加えてところどころやさぐれ口調の花澤香菜のナレーションが良いアクセントになっている。そのシーンだけ集めて見てみたいほど面白かった。

あとは土師孝也の演じるフェニックスの存在感だろう。現在71歳、声優業界でも屈指の渋い声がこういうギャグものをやっているのはかなり好き。ずっと聞いていたい声である。

そして、なんでもありなコメディなのにたまに家族愛を描いているのがまた良い。ギャグ調の作風ゆえに、心温まる・・とまでは言えないが、なんとなくほっこりするストーリーではあった。

angelaのEDも印象に残る。楽曲の最中に次回予告を入れる斬新な曲だった。

 

↑シリーズ構成のジャイロナックル氏ご本人から「いいね」が飛んできてビビった