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たまには長文を

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う感想

こういうタイプのアニメがなんだかんだ言っても一番好き。

(以下ネタバレあり)

 

キャラデザがかなり良かった。端的にかわいいデザイン。


序盤の展開にはそこはかとなく「Fate」の要素を感じた。
自分より強い「最強種」を契約に基づいて使役・・・・・・・・・するところとか、詠唱のフレーズとか、大きな橋で戦闘になるところとか。
主人公は(ともすれば見ていてイライラするほどの)善人で、自分が犠牲になればよいと思っているところもFateを思い出す所以である。

 


ビーストテイマーは通常1体だけ使役できるのだが、主人公だけはなぜか複数使役できるらしい。行く先々で最強種と契約していくハーレム展開はゼロ年代や10年代の作品を見ているようで心地良い。

ちなみに「最強種」が多すぎる点はあっさり許した。「頂点」の意味で最強と言っているのではなく、「最強のグループ」という「カテゴライズの問題」だと思われるためだ。この辺りはご愛敬ということで受け入れるのがオタクの嗜みである。


ストーリー展開は良くも悪くも普通。
奇を衒わないところを好意的に解釈するかどうかで評価が分かれそうである。個人的にはゆったりした展開が気に入った。
ただし性格の悪い勇者パーティを野放しにしたせいで市民にも悪影響が生じているのはちょっと嫌だった。事なかれ主義でなあなあにするのは好きじゃない。まぁ今後悪役として再登場するようなので、序盤で消せない事情もあったのだろう。


第12話で中ボス倒して一旦丸く収まったところで第13話をやるのも好き。1クール12話で普通にやめておく選択肢もあっただろうに、第13話を作ったのは本当に偉い

 

 

とにもかくにもキャラデザ全振りの作品だった。SDキャラのカットもかわいかった。