妻と死別した子持ち主人公とテレビで人気の歌のお姉さんの恋愛劇。
残された娘を一人で育てながら絵本作家を目指す主人公は決して悪人ではない。亡くなった妻のことをいつまでも大切に想い続ける様子はエロ系アニメにもかかわらずどこか涙を誘う。
しかしそれでも、娘がいながら性欲が溢れ出る主人公の「男性性」が重い。特に典型的草食系の30歳童貞の私には。
(以下ネタバレあり)
相手はテレビで有名な歌のお姉さん。にもかかわらず(※有名人だからというわけではないが)強引に身体を引き寄せ唇を奪い、床に押し倒す主人公の性欲がキツい。
とりあえず2、3回ヤるだけヤッてみて、付き合うかどうかはそのあと決めるっていう「リアルで正しい」大人の恋愛を見せつけられた気がする。
まぁリアルな大人の恋愛なんて知らんけど。
いやそれを言うなら初々しい青春の恋愛も知らんが。
スキャンダルが心配だからと言いながら結局高層マンションの入口というめちゃくちゃ目立つところでキスしたり、招かれて玄関に入るやいきなり胸を揉んだりする。
これらもギャグとして見ればツッコミどころ・笑いどころなのだろうが、妙に笑えないのは性欲に素直だからだろうか。
もし自分にもまともに性欲があったなら、こういう行動を取っていただろうか?
――100%ないな。
セクハラとかで訴えられるリスクが絶対に頭を埋め尽くすだろう。
一体なんでこんなエロ系3分アニメでわからせられなきゃいけないのだ。
それはそれとして、2期決定はおめでとうございます。
#しょうたいむ 【オンエア版】見終わった。とりあえず複数回ヤるだけヤッておいてつき合うかどうかはそのあと考えるっていうリアルな大人の恋愛劇、30歳童貞の自分にはキツいものがある。正常な男性像が眩しい。2期制作も決まったようだけど何すんの?
— ロブ (@vector_AB) December 6, 2021