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たまには長文を

アイカツフレンズとプリチャンが2クール分終わったが

あまり2つの作品を比較してどうこう言うものではないのかもしれないが、しかし2クール終了時点で結構差が開いていないか?

(以下ネタバレあり)

 

アイカツフレンズの前作、アイカツスターズは間違いなく名作だった。

 

vector-cd.hateblo.jp

 

10年に亘って深夜アニメを見てきた私を女児アニメという新たな領域に導いてくれた。

プリティーシリーズ(プリティーリズム、プリパラ)を見ていないにもかかわらずキラッと☆プリチャンを見ようと決めたのもアイカツスターズに魅せられたのが理由である。

今年の4月、放送開始時点ではアイカツフレンズに期待しつつプリチャンも見てみようというスタンスだった。

プリチャンは最序盤、動画配信していいねを稼ぐことを前面に押し出していた。
2018年4月15日のツイート↓。

加えて、果たして「やってみた動画」で1年(あるいはそれ以上)ネタが持つのか?と心配もした。

 

ところが、である。
今のところ、率直に言ってプリチャンの方が面白い。
もちろんアイフレも面白い。どちらも毎週欠かさず見ているし、両方とも次の回が待ち遠しい。
ただアイフレはストーリー展開でところどころ窮屈そうな印象もある。

 

今回はいくつかポイントを挙げながらここまでの展開を整理したい。

 

アイカツフレンズは意外とストーリーの自由度が少ない?
アイフレはソロ回もあるものの二人一組が基本で歌パート以外でも基本的に二人で行動している。
プリチャンのメインキャラが6人なのに対してアイフレは8人なので一見アイフレの方が話を膨らませやすそうにも思える。しかしペアの制限を加味すると4ペアになる。
実際ハニーキャット回はその影響が顕著で、第18話と第20話は「両立できない→どちらかに絞らなきゃ→絞れない→頑張って両方やろう!」みたいなストーリー展開だった。
私は普段絡まないキャラが絡む展開が大好きなので、もしこれで「シャッフル」が始まったら最高なんだけど、二人でダイヤモンドフレンズを目指している以上望み薄か。

逆にもし今後プリチャンでシャッフル回があったら最高だと思う。
さらみらとかさらりんとかめるみらとか。えもあんでも面白そう。

 

②歌パートを贅沢に盛り込んでくるからプリチャンは楽しい。
アイフレでも1話に2回歌パートをやった回はあったけど、プリチャンは平気で2連続、3連続と惜しげもなく歌パートを入れてくる。
勝負の結果もキラッとチャンスが発動した方というのが明快で上手い。

 

③曲の幅が広いのはアイカツの方だけど……
アイカツは今作でも曲の幅が広い。しっとりとした曲も多くて良い。
プリチャンはここまでアップテンポな曲中心。まぁ見ている分にはプリチャンの方が楽しいしダンスもこちらの方が好き。
1年2年通して色々な曲が出てきて、最後にトータルで考えたらアイカツの方が勝るのかもしれないけど、現時点では曲に関してもプリチャンの勝ちかな。

 

④アイフレで、ダイヤモンドフレンズになりたい理由が弱い。
みんなの憧れ、ダイヤモンドフレンズ。
なりたいと思うのは分かる。
アイスタでも「ゆめの夢は、S4になること。」だった。ただしその下には「S4に魅せられたから。ひめに憧れたから」という理由があった。
一方でアイフレは……?
この辺の話は書くと長くなりそうなので別の機会に回します。

 

 

アイフレといえば最近ゾーンという概念を持ち出してきた。
虹野ゆめの不思議な力の再利用?
物語の軸に据えるのかはまだ見えないけれど、あいねではなくみおが最初に辿り着いたのは興味深い。適度なインフレに収まると良いな。小春やあこが置いてけぼりになるみたいなのは寂しいので。