世界観や設定はあまり気にせずのんびり見るべき作品。
TCGの販促アニメにしては光る部分もあり悪くなかった。
(以下ネタバレあり)
作画はところどころ苦しいものの背景の丁寧さに関してはさすが動画工房と言うべきクオリティの高さ。
脚本も、かつてセブンデイズウォーに所属していた菅原雪絵が12話中5回も入っていて面白かった。
第11話で年明けとバレンタインを一気に消化したのには驚いたけど。
これで声優陣がもう少し頑張ってくれればさらに作品としての完成度も上がっていただろうに、経験の浅い若手声優よりもキャリアの長い相沢舞や小山力也の棒読み感が耳についてしまった。キャラクター像に合っていないしオーディションが失敗したのだろうか。
実写ベースのOPアニメーションは新鮮で良い試みだった。
とは言えせっかくのTCG販促アニメも、肝心のTCGそのものが展開終了とあっては何のためのアニメ化だったのかと同情を禁じ得ない。
動画工房のポテンシャルがあれば普通に連載が続いている漫画とかをアニメ化した方が良さそうなので、今後に期待。