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たまには長文を

天衝監督のOPアニメーションに関する一考察

【はじめに】
YouTubeの動画や動画のリンクをブログに張るのは著作権的にグレーらしいので、念のため本記事にはリンクは張りません。特にブログで収益を上げている人は厳しいらしいです。私はブログで稼いでいないので問題ないと思いますが、念には念を入れて動画のURLを張るのではなく"検索結果"のURLを張ります。

(ここから本題)

 

アニメ『アズールレーン』(2019年)において、OP「graphite/diamond」が始まって10秒で「天衝監督の作品だ!」と確信したのを今も強烈に覚えています。

https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%A2%E3%82%BA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B3+op

いかがでしょうか。楽曲のメロディと合わせて小気味よく動いていく作画が、開始10秒だけでも気持ち良いですね。

これを見て真っ先に思い出したのが『グリザイアの楽園』(2015年)OP「刹那の果実」の出だしです。こちらも開始10秒をよく見ていただきたい。

https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%A5%BD%E5%9C%92+op

エッセンスが同じであることが分かると思います。
続けて刹那の果実1:19以降の最後の10秒。これがまた天衝監督っぽいので、今度はこれを覚えてもらった上で『Rewrite』のOPを見ていきましょう。

Rewriteの2番目のOP「End of the World」の0:45あたり。
https://www.youtube.com/results?search_query=rewrite+End+of+the+World

けっこう似ています。私たち視聴者が作品の世界へ引き込まれていく感じもしますね。キャラをポツンと残して引いていく構図という意味では、1番目のOP「Philosophyz」の最後や4番目のOP「Last Desire」の1:18あたりでも少しだけ同じ雰囲気が感じられます。
https://www.youtube.com/results?search_query=rewrite+anime+philosophyz
https://www.youtube.com/results?search_query=rewrite+anime+last+desire

 

総じて、ゼロ年代後半のニコ動を彷彿とさせる手の込んだ静止画MADみたいだと個人的には感じています。特にアズールレーンのOPをもう一度見るとそれが分かると思います。(それぞれ、どこまでご本人が描いているかは分かりませんが)
天衝監督は今の時代に珍しい脚本と作画を両方やる人なので、これからも注目したいですね。