終始重苦しい雰囲気。戦争特有の「どうあっても分かりあえない」様子が哀しい。
(以下ネタバレあり)
全8話。細かい背景の説明は最小限に、生きるか死ぬかの緊迫した戦闘が続く。
個人的にはこういう作風の方が好き。原作を知らないので舞台設定を完璧に理解することはできないとしても、ナレーションやセリフで過保護に全部説明されるよりよほど面白い。
14歳という若きリーダー・アーミヤが、差別されながらも平和を目指して愚直に前進する姿が凛々しい。自分は誰も殺すまいと誓っていながらドクターを守るためにスカルシュレッターを手にかけてしまったシーン、アーミヤの動揺する迫真の演技は見事だった。流石黒沢ともよ。
敵として描かれるレユニオンにも悲しい過去と彼らなりの正義があって見ごたえ充分。作画や効果音もレベルが高く、全体的に質の高い作品だった。
アークナイツ【黎明前奏/PRELUDE TO DAWN】見終わった。それぞれがそれぞれの正義を信じて戦って、多数の死者・負傷者が積み重なるじっとりとした救われないエンド。独特の重い雰囲気にすごく惹き込まれた #アークナイツ
— ロブ (@vector_AB) December 19, 2022