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たまには長文を

ぬるぺた感想

かわいい絵柄で5分程度の作品でありながら、滲み出る狂気が視聴者を不安にさせる強烈な作品だった。

(以下ネタバレあり)

 

主人公のぬるは独特な姿をしたロボット・ぺたねえを"開発"する。
ぺた姉はぬるの保護者のように立ち振る舞いながら、紫のオーラが漂うおいしくなさそうなチャーハンを作ってはぬるに食べさせようとする。
ぬるもまた、学校には行く必要がないと何やら暗い過去を匂わせる。

中盤までは一貫して「いなくなったのは姉のぺた」である前提でストーリーが進む。そしてその原因がトラックに跳ねられたことも明らかになる。
しかし終盤でどんでん返しが起こる。トラックに跳ねられたのはぺたではなくぬるの方だったのだ。ぬるはぺたの荷物を届けようと道路に飛び出し、昏睡状態に陥ったのであった。

 

5分アニメでありながら核心部分を小出しにしてきたり、これだけのどんでん返しを見せたりと、これまでにない作品だった。ポップなOPも好き。