change direction

たまには長文を

見たアニメの数が400を超えた

所謂深夜アニメを見るようになったのは高校に入ってからだ。入学直後、まだお互い顔と名前が一致しない四月上旬に偶然クラスメイトがアニメの話題で盛り上がっていて、たまたま話しかけられたのが最初のきっかけだったと思う。

 

今にして思えばまったくとんでもない方向に人生の向きが変わったという感じだが、元々リア充タイプではなかったし何かとオタクが多い高校だったので遅かれ早かれこうなっていたのかもしれない。


かれこれ10年。本当に一瞬だった。400という数字もよく積み重ねたものだと思う。

ということで今回は私がこれまでに見た作品から思い出深いタイトルをいくつか紹介する。

「ef」
2007-08年。制作シャフト。監督大沼心。構成高山カツヒコ。
敢えて1期と2期は分けない。両方揃って一つの物語だと思うので。
未だにefを超える作品は見つからない。圧倒的作画クオリティと見ていてつらくなるほど重いストーリー。もう10年前なんだよね。

ノーゲーム・ノーライフ
2014年。制作マッドハウス。監督いしづかあつこ。構成花田十輝
変態的な色遣いが最高。松岡君の演説も良い。この作品、「相手はチートあり、こちらはチートなし」というメチャクチャ不利な状況からなんとかして心理戦に持ち込んでわずかな隙から逆転勝利する「駆け引き」が魅力なのに、ネットでは「こんなのゲームじゃない」という的外れな評価をされているのが不憫で仕方ない。

ガールズ&パンツァー
2012年。制作アクタス。監督水島努。構成吉田玲子。
やっぱり面白かった。脚本作画音楽全部良かった。

アイドルマスター
2011年。制作A-1 Pictures。監督錦織敦史。構成待田堂子
前半では各キャラをじっくり深掘りしつつ後半でまとまっていく流れは群を抜いてすごかった。「本編を見ている段階でその回の脚本家が分かる」という経験をした。

アスタロッテのおもちゃ!
2011年。制作ディオメディア。監督追崎史敏。構成赤尾でこ
お色気美少女ロリハーレム萌えアニメだと思って飛びついて見たら、まさかの家族愛を正面から描いたハートフルストーリーだった。心が温まる、なんてありがちな表現を使ってしまうが本当に心が浄化された作品。

ゆゆ式
2013年。制作キネマシトラス。監督かおり。構成高橋ナツコ。
日常系の頂点。得てしてこの手の日常系は日常とは程遠い非現実的なキャラクターを一方的に愛でるのが常だが、ゆゆ式は違う。毒にも薬にもならない女子高生の世間話が為される背後には「これを言ったらスベりそうだから言わない」という空気の読み合いがある。また文化祭を含めた学校行事を徹底して描かないのは、それが非日常だからである。ゆゆ式並みにリアリティのある日常系アニメって今後出てくるんだろうか?