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たまには長文を

この美術部には問題がある!感想

大塚舞のキャラデザ、CV小澤亜李のヒロイン、CV東山奈央の美少女。ロリ。

(以下ネタバレあり)

 

この作品の良さを挙げようと思ったときに真っ先に頭に浮かんだのは大塚舞のキャラデザだった。
灼眼のシャナ(2005~)
・アスタロッテのおもちゃ(2011)
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(2013)
のんのんびより(2013~)
放課後のプレアデス(2011~)
どれもキャラデザが良かった。はなまる幼稚園以外、大塚舞キャラデザの作品は全て見ている。個人的に最も好きなキャラクターデザイナーだ。

「この美」も期待に違わぬ出来で、コミカルに変化するヒロインたちの表情にしっかりと「かわいさ」が表現されている。

そしてよく赤面するヒロインに、小澤亜李の声が見事に調和する。「月刊少女野崎くん」で発掘された才能は今作においても遺憾なく発揮されていた。ずっと聞いていたくなる。
東山奈央の声もキャラクターに十分マッチしていたと思うけど、いつもの東山奈央なのでまぁなんとも言えない。個人的には好き。

話が大塚舞に戻るけど、この方はロリキャラを描くのが非常にうまい。萌香ちゃん可愛い。


続いて作風について。監督及川啓、構成荒川稔久といえばアウトブレイクカンパニー(2013)のタッグだ。あのとことんオタクに優しい世界がこの美でも展開されていて、逆に共感しにくいというのが正直なところなのだが、シュールなストーリー展開が気味良く効いているのかそれほど引っかからなかった。

音楽について。水樹奈々のOPと上坂すみれのEDはどちらも良曲だったと思うが、アニメーションについてはいま一つな気がした。決して悪くはないんだけど、どこか単調というか、凝ってない感じがした。(例えばOPでキャラが奥から手前に迫ってくるだけのカットとか、一枚絵をズームしてなぞるカットとか、別に悪くはないけど他になんかなかったのかなって)


振り回されるみずきちゃんを愛でる作品だったが、作画も終始綺麗で見ていて満足度の高いアニメだろう。