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たまには長文を

髪を切った

散髪は面倒だ。
特に切り方をどうするか答えるのが難しい。
髪型にこだわりなんてないしテキトーに短くしてくれればそれでいいのだが、切る方としてはそう言われるのが一番困るということは最低限知っているので、いつも「長さは耳にかかる程度で」と言っている。その他は言われるがまま任せている。

髪型をどうするかなんて、こっちが聞きたいよ。どう答えればいいんだよ。


今回も二千円弱で済む比較的安いところに行った。
前回、雑に扱われて軽く衝撃を受けたものだが、値段を考えるとまぁそんなものかと思うし不満はなかった。引っ越すまで十年以上通った理容店では三千円だったので感覚的にも妥当なところだろう。むしろ、多少大雑把に切られるものの一切雑談することなく殺伐とした雰囲気で手早く切ってくれるので自分に合っている。

今にして思えば、髪型に興味がないくせに家から近いという理由だけでちゃんとした理容店に行っていたのが贅沢だったのかもしれない。