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たまには長文を

味覚

食欲の秋だ。スポーツも読書も殆どしないので、消去法的に食欲の秋になる。ところで前から疑問だったのだが、味覚の良さって具体的に何を指すのだろうか。

聞くところによると、ピーマンやビール、コーヒーなどの苦いものが食べられるようになるのは味覚の劣化であるという。生物にとって苦いものは基本的に毒であるからだ。
また、病気や加齢により味が分かりにくくなることも知られている。

自分はというと、基本的に何を食べてもおいしいと感じる。特に好き嫌いもない。ただしちょっとでも味の濃いものを食べるとすぐ"しょっぱい!"と感じるので味覚障害ではないはずだ。……ない……はずだ……。
他方で未だに「コク」とか「旨み」とかがよく分からない。要するに味の細かい部分が判別できない。

将来、おいしさを感じる閾値が上がってくれば、何がおいしくて何がおいしくないのか分かるようになるのかもしれないけど、それはそれで嫌だな。